كتاب ハッジ‐ウムラ (巡礼‐小巡礼の仕方)
تحميل كتاب ハッジ‐ウムラ (巡礼‐小巡礼の仕方) pdf 2017م - 1443هـ ・イフラームとは: ハッジ、あるいはウムラの巡礼の諸行の開始を意図することです。 ・イフラームが定められたことの英知: アッラーはその聖なる館に、そこを目指す者がある特定のいでたちに身 を包み、またある特定の意図を持たないままそこを通過することが許されな い聖域と、ミーカートを定められました。 ・マッカの聖域の範囲: 西はアッ=シュマイスィー(アル=フダイビーヤ)までで、ハラーム・ モスクからはジェッダ街道沿いに約 22 キロの地点です。 東はターイフ街道の西ウラナ渓谷までで、ハラーム・モスクからは約 15 キロの地点です。そしてアル=ジゥラーナ方面はシャラーイゥ・アル= ムジャーヒディーンまでで、約 16 キロ離れています。 北はアッ=タンイームで、ハラーム・モスクからは約 7 キロの地点で す。 南はイエメン街道のアダートゥ・リーンまでで、ハラーム・モスクからは 約 12 キロの地点にあります。 巡礼‐小巡礼の仕方 ・イフラームの仕方: 男性がハッジ、あるいはウムラのイフラームに臨む場合、以下に挙げる ことがスンナ1です:グスル2をし、身奇麗にすること。体に香水をつけ、身 に着ける衣類にはそれを直接つけないこと。マヒートゥ3を脱ぎ、白くて清 潔な 2 枚の布を、上半身と下半身にそれぞれ着用すること。サンダルの着 用。 また女性にとっては以下のことがスンナとなります: 例え月経や産後の出血が見られても、イフラームの際にグスルするこ と。いかなる種類であれ、全身をきちんと覆う衣服を着用すること。目立つ 服装や、体の線が際立つような服装、あるいは男性や不信仰者と似通った服 装をしないこと。ニカーブ4や手袋を身に着けないこと。 ・またもしそれが可能なら、義務のサラー(礼拝)の後にイフラームに入る ことがスンナですが、イフラームそれ自体に関して特別なサラーがあるわけ ではありません。またタヒイヤト・アル=マスジド5やウドゥー6の直後の 2 ラクア、ドゥハーのサラー7などの後にイフラームに入っても問題はなく、 その時にハッジであれウムラであれ、行いたい形式の巡礼に入ることを心で 意図します。モスクでのサラーの直後、あるいはキブラの方向に向かって乗 り物に腰を下ろした時にイフラームに入り、タルビヤ8の言葉を唱え出すの がスンナです。 1 訳者注:預言者ムハンマド(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の示した手法や道 のこと。ムスリムは可能な限り、彼のスンナを踏襲するべきであるとされてい ます。 2 訳者注:心身の清浄化を意図した全身の洗浄。 3 訳者注:詳しくは後述する「イフラームにおいて禁じられること」の項を参照の こと。 4 訳者注:「ニカーブ」とは眼から下の顔面部分を覆う布のこと。 5 訳者注:モスクに入った時、腰を下ろす前に行う 2 ラクアのサラーのこと。預言 者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のスンナです。 6 訳者注:イスラームにおいて定められたある一定の形式における、心身の清浄化 を意図した体の各部位の洗浄。 7 訳者注:太陽が昇ってから正午前までに行われるスンナの礼拝。ラクア数は 2、 4、6,8,12 など諸説あります。 8 訳者注:「タルビヤ」の詳細はこの項で後述されています。 本書は、ムハンマド・イブラーヒーム・アッ=トゥワイジュリー著、 مختصر الفقه الإسلامي 「イスラーム概論」の中から、『ハッジ(巡礼)』 『ウムラ(小巡礼)』『預言者モスクの訪問』に関する内容を併せて抜 粋し紹介されたものです。これから、ウムラやハッジに行かれる方々に お勧めの一冊です。 .
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